上司や先輩の指導により一歩一歩成長しながら高い技術を身につける
中村 賢人(河川研究部 河川研究室)現:河川研究部 水害研究室
【仕事の内容】
国総研の役割の一つに、実験や解析の結果によって得られた情報から、新たな基準を作成し、全国の河川堤防管理をより良い方法にすることがあります。
私は現在、河川における津波遡上をメインテーマとして研究しています。
この研究は大学の先生と協力して行っており、最終的には全国の現場の方が用いる、河川堤防の高さを決める基準の一つとして反映することを目的としています。
実際の現場を意識した研究と基準作成がどちらもできるのは国総研だからこそと感じております。
国総研には土木各分野の専門家が数多く所属しています。私の大学時代の専攻は数学だったため、河川も津波もまだまだ勉強中です。
専門性が高い議論では、理解が至らない点があります。そのような時は、理解不足な点を上司や先輩方に指導してもらい、一歩一歩研究を進めています。
最近では自分一人ではできなかった
再現解析も少しずつできるようになり、研究が一段と面白く感じられるようになりました。
土木の専門性が高い技術を身につけたいと思っている方に国総研をおすすめします。
【仕事のスタイル】
屋内模型での実験と再現解析を数多く重ねていますが、決してそれだけではなく、より精度の高い研究をするために現場へ赴いて現象が確認された地形条件等を確認しています。
また、国総研には実験や施設を一般公開するイベントがあり、そこでは一般の方々へ現象を分かり易く伝えられるように模型を作成し、説明しました。
子どもたちに防災に関して興味を持ってもらえるととても嬉しいです。

<志望動機>
防災に関する基準作りの仕事がしたかった。
career
2014年 入省
国総研河川研究部河川研究室 研究員
2017年 国総研河川研究部河川研究室 研究官
2018年 関東地整下館河川事務所調査課