国総研の研究者が「日本下水道協会　若手研究発表賞」を受賞しました

令和6年6月28日

• 国総研の研究者が日本下水道協会の令和6年度若手研究発表賞を受賞しました。 本賞は、下水道協会誌に掲載された論文の中から、投稿時の年齢が35歳以下の第一著者を対象とし、 下水道に関する研究やハードおよびシステム技術開発・実務における革新的な成果に対して授与されるものです。

＜概要＞

• （公社）日本下水道協会では、下水道事業や下水道技術の分野で、 次代を担う若手の技術者（実務者）や研究者のさらなる活躍を期待して表彰を行っています。
  　この度、国総研の研究者が、令和6年度若手研究発表賞を受賞しました。
  
  受　賞　者　　石井　淑大（いしい　よしひろ）
  所　　　属　　国土技術政策総合研究所　上下水道研究部
  　　　　　　　　　　　下水処理研究室　研究官
  受 賞 論 文　　下水処理による一酸化二窒素排出量の実態把握に向けた連続モニタリングの活用可能性（共著者外3名）
  表　彰　式　　令和６年６月２８日（金）
  　　　　　　　砂防会館　別館１階　シェーンバッハサボー
  
  【受賞研究の概要】（研究の詳細などは別紙をご覧ください）
  地球温暖化対策のため、下水道事業でも温室効果ガス排出量の削減が求められています。下水の生物処理では、 主要な温室効果ガスの一つである一酸化二窒素（N2O）が排出されることが分かっており、実態把握や排出抑制が急務となっています。 本研究では、下水処理に伴うN2Oの排出量を長期間連続的にモニタリングすることで、N2Oの排出量が時間や降雨により変動することを明らかにしました。 今後のN2O排出抑制策の立案に向け、本研究で得られた知見が活用されることを期待します。 なお、本研究は下水道事業調査費の研究課題「下水道から排出される温室効果ガス対策に関する調査」により実施されたものです。